
明治ザ・チョコレートの限定品
meiji THE Chocolate
厳選したカカオ豆を使用し、加工に至る工程までこだわり抜いたスペシャリティチョコレート「明治 THE Chocolate」シリーズから数量限定の2種類のチョコレートが登場します。
【画像上】明治ザ・チョコレート ドミニカダークミルク
明治ザ・チョコレート ドミニカダークミルク
「明治ザ・チョコレート ドミニカダークミルク」は、ドミニカ産カカオ豆を中心にして、独自の焙煎によって豊かな深みと力強い味わいを引き出したカカオに、ミルクを配合した力強い味わいのダークミルクチョコレート。従来のミルクチョコレートと比べると、かなり高いカカオ感が堪能できます。
メキシコ産ホワイトカカオを使った試作品(A) |
明治ザ・チョコレート メキシコホワイトカカオ
そして「明治 ザ・チョコレート メキシコホワイトカカオ」は、昨年に収穫した希少性の高いメキシコ産ホワイトカカオを使ったもの。 とてもコクがあり口に長くとどまります。
研究所で作られた試作品と工場で作られたものと、2種類のチョコレート(A)(B)を味わせていただきました。作る状態が変わると味も違ってくるのがわかり、いかにデリケートな食べ物かを感じました。
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(A)のテイスティング後(約1週間後) に作られた工場製品(B) |
生のカカオの実を使った貴重な体験
新製品の発売にあたり、とても興味深いカカオ体験をさせていただきました。明治の菓子商品開発部のカカオクリエイター 宇都宮洋之さんが、貴重な生カカオの実を現地から手持ちで持ってきたそう。エクアドル産とメキシコ産の2種類の生カカオをそれぞれ半分にして生の種(豆)を取り出してから、その種も半分にして断面を見せてくださいました。
実物を前にしてそれぞれのカカオの特徴を説明していただきました。
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エクアドル産カカオの種(豆)の断面 |
エクアドル産のカカオの種の断面は、ほとんどが紫色(上)をしているのですが、メキシコ産ホワイトカカオ(下)は真っ白でした。ところが切って少し経つと、目の前で見る見るうちに酸化して、オレンジ色がかった色になっていくのがわかります。
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メキシコ産ホワイトカカオの種(豆)の断面 |
メキシコ産ホワイトカカオ豆を焙煎して砕いたニブ(下)は、豆そのものがとても赤っぽい色をしていました。
メキシコ産ホワイトカカオのニブ |
カカオの果汁を使ったドリンク体験
カカオパルプ(カカオの種の周りについた果肉)ジュースを炭酸で割ったドリンク(下)をいただきました。甘みがあってとても爽やかなドリンクです!あまりにも美味しかったので、その場で「定番にしてほしい」とリクエストさせていただいたのですが、カカオパルプをドリンクとして使ってしまうと、肝心のチョコレートが出来なくなってしまうとの事でした。残念!
〈編集後記〉

上・左から、明治の菓子商品開発部 チョコレートクリエイター山下舞子さん、カカオクリエイター 宇都宮洋之さん、菓子マーケティング部 佐藤政宏さん
わかりやすく丁寧なご説明をありがとうございました。これからも貴重で美味しいチョコレートができるのを楽しみにしています。メキシコから帰国したばかりの宇都宮さんからお土産(下)もいただきました。
下 石臼(メタテ)とすりこぎ棒(メトラピリ)
text © Mika Ogura 2017
【プロフィール】
小椋三嘉(おぐら・みか)
エッセイスト、食文化研究家。
十数年のパリ暮らしを経て帰国。2008年にはフランス観光開発機構・ パリ観光会議局の名誉ある「プレス功労賞」を受賞。フランスのチョコレート愛好会「クラブ・デ・クロクール・ド・ショコラ」の会員。著書は『高級ショコラのすべて』、『チョコレートのソムリエになる』、『ショコラが大好き!』、『アラン・デュカス進化するシェフの饗宴』、『パリを歩いて―ミカのパリ案内―』など多数。
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![]() ![]() 明治ザ・チョコレート meiji THE Chocolate |
「明治 ザ・チョコレート メ ドミニカダークミルク」(下・右)は、 2017 年 1 月 20 日より、 一部百貨店及び サロン・デュ・ショコラ東京 2017にて。 ![]() ![]() 「明治 ザ・チョコレート メ キシコホワイトカカオ」(上・左)は、 2017 年 2 月 2 日より、 サロン・デュ・ショコラ東京 2017にて、 それぞれ数量限定発売予定。 |