2026/02/13

【ジャヌ東京】のアフタヌーンティー Episode 1

New Take on Afternoon Tea

 Janu Tokyo 

“Evolution of Chocolate and Pastry
toward Gastronomy”
– Episode 1: New Take on Afternoon Tea
– Episode 2: Two Chocolate Creations — Vegan Japanese-style “Nama” Chocolate & Gianduja with Almonds, Hazelnuts and Vanilla
text © Mika Ogura 2026


アフタヌーンティーは、もともと社交の文化。午後の光のなかで紅茶を囲み、甘いものを分かち合う、静かな贅沢です。その贅沢は驚くほど進化を続けています。過剰な甘さで高揚させるのではなく、
身体に負担をかけずに、心を満たす。
おいしいことと、健やかであることを両立させるという新しい概念です。それは世界の美食界に静かに広がりつつある潮流でもあります。

東京・麻布台ヒルズ内にあるジャンヌ東京で期間限定で提供されているアフタヌーンティーを、ジャンヌ東京のペイストリーシェフ 野口ゆきえさんと、フランス発のチョコレートメーカー、ヴァローナジャポンのPRマネージャー上迫絵美さんの解説付きで味わってきました。

「美食文化へ、進化するショコラとパティスリー」Episode 1 では、美食の “いま” を体感できるジャンヌ東京のアフタヌーンティーをご紹介します。


【画像TOP】
ヴィーガンチョコレートクリーム ローズとベリーのジュレ ジャンヌ東京の「チョコレート & ストロベリー アフタヌーンティー」2段目のプレートより。ジャンヌ東京のペイストリーシェフ 野口ゆきえさんが、今回のアフタヌーンティーセットの中でも、もっとも自慢だという一品。「スッキリとした味わいのヴィーガンチョコレートと、季節のイチゴをたっぷりと使っているので、軽やかで、どんどん食べ進めていただけるような一品に仕上がりました。たぶんみなさんヴィーガンのものを食べる機会があまりないと思って、今回はあえて取り入れてみました」と、野口さん


最初に目に入るのは、豊かさあふれる色彩の小さなパティスリーたち。「チョコレートとフルーツをあわせたものが大好きなんです」と野口さん。ミルク・ダーク・フルーツ風味のチョコレートを重ねた小さなトライフルや、植物由来の素材だけで軽やかに仕立てられたヴィーガンのチョコレートクリームなど、旬のイチゴをはじめとするベリーの華やかな酸味とチョコレートの奥深い香りが調和する品々が並びます。6種類のスイーツ、鴨肉やアボカドとダークチョコレートソースを合わせた甘くないひと品といった4種類のセイボリー、そして2種類のスコーンと豆乳ホイップをはじめとする4種類のコンディマンとのペアリング、さらには多種なドリンクセレクションといった、甘味だけにとどまらない豊かな味わいが楽しめました。


スイーツとセイボリーのプレートを3段に重ねた

ジャンヌ東京のアフタヌーンティー

画像一番上のトッププレート

奥から時計回りにミルクチョコレートトライフル、

ストロベリーとラズベリーのタルトショコラ、ストロベリーヴァシュラン。

タルトショコラは野口さんが2年前の内海会味覚コンクールで

3位を受賞したものの小さなバージョン



これらの多彩なひと品たちは、小さくて甘さは控えめなのに満足感は高く、軽やかなのに印象は鮮明で確かな輪郭が見えます。「カカオとチョコレートもいっぱい使っていますが、それ以外のヴィーガン食材、たとえばフラックスファイバー(天然食物繊維)とか、フルーツピューレといったヴァローナ社の他の食材もたくさん使っています」と野口さん。亜麻仁由来のフラックスファイバーを使うことで、ヴィーガンチョコレートクリーム (画像TOP) は、なめらかでふわふわ食感の軽やかなムース状のクリームになるのだとか。こうして完成させたひと品たちは、砂糖や脂質を過剰に重ねるのではなく、身体との調和を考える。快楽と健やかさを両立させる味わいで、触れた人の感覚をゆっくりとほどき、新たなアフタヌーンのひとときへと導きます。

ジャンヌ東京のアフタヌーンティーには、 “いま” の時代の知性が息づいているようでした。2月15日 (日)からは、白苺のトライフルをはじめ、“白”をテーマににした「ホワイト & ストロベリー アフタヌーンティー」が味わえるそう。こちらも楽しみです。

もし機会があれば、ぜひ体験してみてください。軽やかなのに深く、控えめなのに豊かな奥深さ――甘いものの概念が、きっと少し変わります。


「美食文化へ、進化するショコラとパティスリー」 Episode 2 では、ジャンヌ東京のパティスリーから、同じ哲学を共有する二つのチョコレート。ひとつは、ヴィーガンチョコレートを使用した「生チョコレート」。もうひとつは、アーモンドとヘーゼルナッツ、そしてバニラを重ねた自家製「ジャンドゥーヤ」。をご紹介します。


【プロフィール】

小椋三嘉(おぐら・みか)
エッセイスト、食文化研究家。
十数年のパリ暮らしを経て帰国。2008年にはフランス観光開発機構・ パリ観光会議局の名誉ある「プレス功労賞」を受賞。フランスのチョコレート愛好会「クラブ・デ・クロクール・ド・ショコラ」の会員。著書は『高級ショコラのすべて』、『チョコレートのソムリエになる』、『ショコラが大好き!』、『アラン・デュカス進化するシェフの饗宴』、『パリを歩いて―ミカのパリ案内―』など多数。『高級ショコラのすべて』は、ただいま聴く読書 audibleにて配信中


 「チョコレート & ストロベリー アフタヌーンティー」
期間:2026年2月14日 (土)まで
価格:平日 8,800円 (税・サービス料込)、
週末 10,100円 (税・サービス料込)

「ホワイト & ストロベリー アフタヌーンティー」
期間:2026年2月15日 (日)から3月31日 (火)
白苺のトライフルをはじめ、ホワイトチョコレートムースなど、
“白”をテーマに繊細で洗練された、
スイーツとセイボリーで構成された、
 エレガントなアフタヌーンティーが楽しめます

営業時間:
アフタヌーンティー 12pm - 5pm
 (12pm-2pm、3pm-5pm の2時間制) 
※要予約

場所:ジャヌ東京 5階 
「ジャヌ ラウンジ & ガーデンテラス」 
 ジャヌ東京
東京都港区麻布台1-2-2 (麻布台ヒルズ内)

画像上
「ジャヌ ラウンジ & ガーデンテラス」からの眺め

https://chocolatclub-news.blogspot.com/2019/12/ogura-mika-tasting-index.html



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