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2021/09/13

【BOOK紹介】
季節のごはんと暮らし方
レストラン「ル ゴロワ」

  
レストラン「ル ゴロワ」のレシピから
季節のごはんと暮らし方


今回は食欲も読書欲もダブルでそそられる本のご紹介です。北海道の富良野市にある人気レストラン「ル・ゴロワ フラノ」の大塚ご夫妻から届いた新刊です。

「ル ゴロワ」は東京・表参道に1997年にオープンしたフレンチレストラン。当時から多くの常連客に愛され、予約がなかなか取れない人気店でした。


【画像上】『レストラン「ル ゴロワ」のレシピから季節のごはんと暮らし方』表紙


ル ゴロワサラダ
『レストラン「ル ゴロワ」のレシピから季節のごはんと暮らし方』より




本書は「ル ゴロワ」のシェフの大塚健一さんとマダムの敬子さんご夫妻が東京から富良野で新たにお店を始めるまでのストーリーと季節のレシピや日々の暮らしが美しい写真と共に綴られています。

「ル ゴロワ」が東京・表参道にあった頃、ちょうど私は夫とともにフランス・パリから東京に暮らしの拠点を移したところで、幸運なことに「ル ゴロワ」から徒歩数分のところに住むことになって、通うようになりました。

本書で大塚さんご夫妻が東京時代から夢見ていらしたことを具現化するための奮闘記、そして富良野でのお二人の暮らしぶりに触れることができ。さらには「ル ゴロワ」の名物サラダ、スープ、そば粉パン…、そしてグレープフルーツのプリン、と懐かしいメニューとの再会もあって、心から嬉しくなりました。

東京時代にはカウンター席で、「ル ゴロワ」の熱心な常連客であり、当時大活躍されていた俳優のご夫妻と同席になり、愉快なひと時を共有させていただいたこともありました。お店が外苑前に移転される時には、常連客のお一人だった銅版画家の山本容子さんが、直接店内の壁に描かれた絵の数々も壁ごと切り取って一緒に移そうとされていたことも…。本書に織り込まれた山本さんのほんわかやさしい作品が魅力を添えます。

いろいろな記憶が蘇り、富良野のお店にすぐにでもお二人を訪ねてみたくなってしまいました。


グレープフルーツのプリン
『レストラン「ル ゴロワ」のレシピから季節のごはんと暮らし方』より


大塚さんご夫妻の情熱と愛情あふれる暮らしとお料理に触れられるとてもステキな本です。



 text © Mika Ogura 2021 


【プロフィール】

 小椋三嘉(おぐら・みか) 
 エッセイスト、食文化研究家。  
十数年のパリ暮らしを経て帰国。2008年にはフランス観光開発機構・ パリ観光会議局の名誉ある「プレス功労賞」を受賞。フランスのチョコレート愛好会「クラブ・デ・クロクール・ド・ショコラ」の会員。著書は『高級ショコラのすべて』、『チョコレートのソムリエになる』、『ショコラが大好き!』、『アラン・デュカス進化するシェフの饗宴』、『パリを歩いて―ミカのパリ案内―』など多数。



【BOOKデータ】
レストラン「ル ゴロワ」のレシピから
季節のごはんと暮らし方
著者     大塚 健一 / 大塚 敬子
執筆  北村 美香   
出版社 朝日新聞出版
価格     ¥1,650 ( 税込 ) 



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2021/01/25

【BOOK紹介】
パティシエ エス コヤマ
小山 進さんの絵本 3


  
ショコラータはかせとしあわせのボンボンショコラ
~ハッピーローズ だいさくせん!~


絵本『ショコラータはかせとしあわせのボンボンショコラ』が届きました。兵庫県三田市にある〈パティシエ エス コヤマ〉のオーナーシェフ、小山進さんの『ビートルくんと きんいろの バウム』に続く、第3作目となる絵本です。


【画像上】絵本『ショコラータはかせとしあわせのボンボンショコラ』より


ショコラータはかせ(右)
絵本『ショコラータはかせとしあわせのボンボンショコラ』より



物語は、豊かな自然が失われたことで人々の心は荒れ果ててゆき問題ばかり、そんな状況を良くしたいと願うショコラータはかせは、古書で知った “つきのなみだ” というカカオから作るボンボンショコラで人々の心を癒そうと考えます。

カカオを探す旅に出たショコラータはかせは、はたして夢のカカオに出逢えるのでしょうか。そしてボンボンショコラ “HAPPY ROSE” を作り上げて、人々をしあわせにできるのでしょうか…。






ちょっぴり種明かしになってしまいますが、この絵本に登場するボンボンショコラ “HAPPY ROSE” 4種を味わってみました。「バラ色の人生」という歌が象徴するように、作者の小山さんによれば幸福をイメージさせるバラの香りを基調にしたそうです。

絵本は可愛らしい冒険物語ですが、華やかでエレガントな風味のボンボンショコラはコアな大人のショコラファンも虜になりそうです。赤紫蘇が、あんずが、バナナと柚子が、青リンゴが、これほどバラの風味と調和するなんて…。

独創的なチョコレートのマッチングが愉しめて、物語を読んだあとの味わいと共に、この上もなくしあわせな気分に浸れました。 


 text © Mika Ogura 2021 


【プロフィール】

 小椋三嘉(おぐら・みか) 
 エッセイスト、食文化研究家。  
十数年のパリ暮らしを経て帰国。2008年にはフランス観光開発機構・ パリ観光会議局の名誉ある「プレス功労賞」を受賞。フランスのチョコレート愛好会「クラブ・デ・クロクール・ド・ショコラ」の会員。著書は『高級ショコラのすべて』、『チョコレートのソムリエになる』、『ショコラが大好き!』、『アラン・デュカス進化するシェフの饗宴』、『パリを歩いて―ミカのパリ案内―』など多数。





*●*



ショコラータはかせと しあわせの ボンボンショコラ
 ~ハッピーローズ だいさくせん!~
作  小山 進
  絵  松並 良仁
判型/頁   B5判 / 32ページ
出版社 フレーベル館
定価    1,980 円 (税込み) 


絵本に登場する
ボンボンショコラ “HAPPY ROSE” 
についての詳細はこちら ↓

パティシエ エス コヤマ 





【小山進さんの本】
Beatle and Golden Baumkuchen
ビートルくんと きんいろの バウム
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あなたの「楽しい」はきっと誰かの役に立つ 
仕事を熱くする37のエピソード
著者    小山進 
判型/頁   四六判ソフト / 288ページ
出版社   祥伝社 
価格   1,760 (税込)  


THE Lost Treasure
失われたアルアコの秘宝
 ~時を経て再び巡り合う運命のカカオの物語~
https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhp5Jse4X_LR_VidG3OxrqWVuJxouZTM662VdOJWdQARQqKPg7PkMAGeyiwCi3-55c_F6eA9Wu8IIPjDqtEnKImtHsmqk8W0Oj40PYE0l6kZ1CEBg1UgKLTeCOilLeksx0O-DJdJw3sOCyx/s1600/button_%25E3%2581%2593%25E3%2581%25AE%25E8%25A8%2598%25E4%25BA%258B%25E3%2582%2592%25E8%25AA%25AD%25E3%2582%2580s.jpg


「心配性」だから世界一になれた
―先手を打ち続けるトップの習慣
https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhp5Jse4X_LR_VidG3OxrqWVuJxouZTM662VdOJWdQARQqKPg7PkMAGeyiwCi3-55c_F6eA9Wu8IIPjDqtEnKImtHsmqk8W0Oj40PYE0l6kZ1CEBg1UgKLTeCOilLeksx0O-DJdJw3sOCyx/s1600/button_%25E3%2581%2593%25E3%2581%25AE%25E8%25A8%2598%25E4%25BA%258B%25E3%2582%2592%25E8%25AA%25AD%25E3%2582%2580s.jpg



丁寧を武器にする
なぜ小山ロールは1日1600本売れるのか?
著者    小山進 
判型/頁   四六判ソフト / 252ページ
出版社   祥伝社 
価格   1,586 (税込)  



ショコラ・ジャポネ
Chocolat Japonais
著者    小山進 
判型/頁   大型判ソフト / 174ページ
出版社   柴田書店 
価格   ¥4,180 (税込)  



【関連記事】

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2020/03/07

【BOOK紹介】
パティシエ エス コヤマ
小山 進さんの絵本 2





Beatle and Golden Baumkuchen  
ビートルくんと きんいろの バウム


絵本『ビートルくんと きんいろの バウム』をいただきました。兵庫県三田市にある〈パティシエ エス コヤマ〉のオーナーシェフ、小山進さんの『失われたアルアコの秘宝』に続く、第2作目となる絵本です。

昨年末に出版されたこの絵本は子供から大人まで国籍を超えて楽しめる心温まるストーリーで、イラストもとっても可愛いです。

  
【画像上】絵本『ビートルくんと きんいろの バウム』より



おかしの かみさま(左)と ビートルくん(右)
絵本『ビートルくんと きんいろの バウム』より



物語は、おかしのもりにいる、おかしのかみさまが、もりにみのる豊かな食材で、おかしをつくっている美味しそうなシーン(画像TOP)から始まります。

物語に登場するのは、〈パティシエ エスコヤマ〉の庭やテラスなど、敷地内に置かれている銅製の妖精や昆虫たちです。小山さんはお店をオープンする前から「昆虫がいっぱい集まるお 庭のあるお菓子屋さん」を作るのが夢でした。 

 絵本のタイトルにもなっているビートルくんもいます。絵本の中のビートルくんは、とっても困ったちゃんキャラクターで登場するのですが、黒魔女が他の人にかけるつもりだった魔法が、天罰がくだってしまったのか、ビートルくんにかかってしまい、カブトムシのような薪ストーブ姿になってしまいました。まぁ、大変…。 



お店の庭先に置かれたカブトムシのような薪ストーブ



このカブトムシのような薪ストーブ(上)も〈パティシエ エスコヤマ〉の庭先に置かれていて、存在感を放っています。小山さんは庭の木々がまだ小さかった頃に、寒い冬に店を訪れるお客さまが冷たい風にさらされてしまうことがすごく嫌だったそうで、少しでも暖が取れて、せめて心は温かくいられるようにという思いを込めて「ちょこっとおっかなくて、でも可愛い」というイメージで作ったのだそうです。

この絵本は物語としてはもちろんのこと、〈パティシエ エスコヤマ〉を訪れたことのある人やこれから訪れる人にとって、登場するキャラクターに出逢えるというプラスαの愉しみとなることでしょう。

ところで薪ストーブ姿になってしまったビートルくんは、その後どうなったのでしょうか。続きはこの絵本で確かめてみてくださいね。 


 text © Mika Ogura 2020 


【プロフィール】

 小椋三嘉(おぐら・みか) 
 エッセイスト、食文化研究家。  
十数年のパリ暮らしを経て帰国。2008年にはフランス観光開発機構・ パリ観光会議局の名誉ある「プレス功労賞」を受賞。フランスのチョコレート愛好会「クラブ・デ・クロクール・ド・ショコラ」の会員。著書は『高級ショコラのすべて』、『チョコレートのソムリエになる』、『ショコラが大好き!』、『アラン・デュカス進化するシェフの饗宴』、『パリを歩いて―ミカのパリ案内―』など多数。


『ビートルくんと きんいろの バウム』(左)
『失われたアルアコの秘宝』(右)

*●*



パティシエ エス コヤマ 



【BOOKデータ】

Beatle and Golden Baumkuchen
ビートルくんと きんいろの バウム
作   小山 進
絵  松並 良仁
判型/頁   B5判 / 31ページ
出版社 フレーベル館
定価    1,980 円 (税込み) 


【小山進さんの本】

あなたの「楽しい」はきっと誰かの役に立つ 
仕事を熱くする37のエピソード
著者    小山進 
判型/頁   四六判ソフト / 288ページ
出版社   祥伝社 
価格   1,760 (税込)  


THE Lost Treasure
失われたアルアコの秘宝
 ~時を経て再び巡り合う運命のカカオの物語~
https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhp5Jse4X_LR_VidG3OxrqWVuJxouZTM662VdOJWdQARQqKPg7PkMAGeyiwCi3-55c_F6eA9Wu8IIPjDqtEnKImtHsmqk8W0Oj40PYE0l6kZ1CEBg1UgKLTeCOilLeksx0O-DJdJw3sOCyx/s1600/button_%25E3%2581%2593%25E3%2581%25AE%25E8%25A8%2598%25E4%25BA%258B%25E3%2582%2592%25E8%25AA%25AD%25E3%2582%2580s.jpg


「心配性」だから世界一になれた
―先手を打ち続けるトップの習慣
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丁寧を武器にする
なぜ小山ロールは1日1600本売れるのか?
著者    小山進 
判型/頁   四六判ソフト / 252ページ
出版社   祥伝社 
価格   1,586 (税込)  



ショコラ・ジャポネ
Chocolat Japonais
著者    小山進 
判型/頁   大型判ソフト / 174ページ
出版社   柴田書店 
価格   ¥4,180 (税込)  



【関連記事】

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