Frédéric Cassel Fontainebleau
フランスのブランド〈フレデリック・カッセル〉 の2022年の新作は、フランス、フォンテーヌブローにある自宅の庭の手入れを欠かさないほど花を愛するカッセルさんらしく、可憐な花々をモチーフにした６種類のショコラ「ジャルダン・ボタニク」と、濃厚なショコラとほろ苦いカフェを合わせた「ケーク ショコラ・オ・カフェ」です。
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6種の花々をモチーフにしたショコラのコフレ「ジャルダン・ボタニク」と「ケーク ショコラ・オ・カフェ」
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 Le jardin botanique コフレを開けるや百花繚乱の庭に佇んでいるかのような 芳しい香りがします。 早速テイスティングしていきましょう。 ✤ ショコラ コクリコ Chocolat Coquelicot × ダークチョコレート コクリコとは、フランス語でひなげしやポピーのこと。虞美人草（ぐびじんそう）ともいうのですが、夏目漱石の小説のタイトルにもなっているので、こちらのほうが親しみを覚える方が多いかも。とても可憐な赤い花です。甘酸っぱくて赤いベリーのようなフルーティーな風味があります ✤ ショコラ フルール・ド・シュロ・スリーズ Chocolat Fleur de Sureau Cerise × ミルクチョコレート シュロ（＝エルダーフラワー）とスリーズ（＝チェリー）のショコラ。個人的にもシュロは好みのフレーバーということもあり、甘くやさしい香りが口に広がって、ウットリしてしまうほど魅惑的な味わいです ✤ ショコラ ジャスミン Chocolat Jasmine × ダークチョコレート フランスで人気フレーバー、ジャスミンの香りが口いっぱいに広がり、ダークチョコレートとの相性も抜群です ✤ ショコラ ローズ・フランボワーズ・リチ Chocolat Rose Franboise Litchi × ミルクチョコレート ほんのりピンクがかったガナッシュは、ローズとラズベリーとライチという黄金の組み合わせ。これは夢中にならないわけがないでしょう ✤ ショコラ カシス・ヴィオレ Chocolat Cassis Violette × ダークチョコレート 甘酸っぱくほろ苦さの中に気品のあるスミレの香りが立ちのぼり、ダークチョコレートが全体をシャープな味わいに仕立て上げています ✤ ショコラ ペッシュ・ラヴァンド Chocolat Pêche Lavande × ミルクチョコレート フレッシュな桃に続くラベンダーの香りが甘くやさしいく舌の上に広がります なんとも魅力的なショコラたち６粒のアソート。おススメです |
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毎年、いろいろなテーマのショコラを発表している〈フレデリック・カッセル〉ですが、今年は「ジャルダン・ボタニク」というだけあって、百花繚乱の庭の中にいる気分を味わえるコレクションでした。
text © Mika Ogura 2022
【プロフィール】
小椋三嘉（おぐら・みか）
エッセイスト、食文化研究家。
十数年のパリ暮らしを経て帰国。2008年にはフランス観光開発機構・ パリ観光会議局の名誉ある「プレス功労賞」を受賞。フランスのチョコレート愛好会「クラブ・デ・クロクール・ド・ショコラ」の会員。著書は『高級ショコラのすべて』、『チョコレートのソムリエになる』、『ショコラが大好き!』、『アラン・デュカス進化するシェフの饗宴』、『パリを歩いて―ミカのパリ案内―』など多数。
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  FRÉDÉRIC CASSEL 【ジャルダン・ボタニック】（画像上） ひなげし、スミレ、ジャスミン、バラ、 エルダーフラワー、ラベンダーの 6種の花々をモチーフにしたショコラ。 エディブルフラワーと植物の種子を思わせる 天然色素のパウダーをあしらった、 自然へのオマージュも込めた ショコラコフレ。6粒入り。 価格：3,240円（税込） 【ケーク ショコラ・オ・カフェ】 （画像下） フレデリック・カッセル人気の新作ケークは、 ショコラ好きにはたまらない、 濃厚なショコラの生地にほろ苦いカフェを合わせ しっとりと焼き上げました。 チョコレートチップ、仕上げのショコラのコーティングと 散りばめられた香ばしいヘーゼルナッツが 食感のアクセントになっています。 価格：1,404円（税込） |
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