Brioche
Pierre Hermé
事前予約要のピエール・エルメのブリオッシュをいただきました。円筒形をしているので輪切りにして、日曜日のブランチのためのパンペルデュ(フレンチトースト)を作ることにしました。
レシピはオリジナルで、卵と自家製ヨーグルトと発酵バターとほんの少しのフルール・ド・セルだけで作った卵液につけて焼き上げました。ちょうどエシレの発酵バターがあったので、発酵バターはこれを使用。また通常は卵液にココナッツフラワー シロップなどの糖分を加えるところ、今回、糖分は仕上がり後でメイプルシロップなど各自が好みのものを使うことにしました。
焼き立てをプレーンでそのまま食べてもすごく美味しかったです。ブリオッシュ自体がすでに美味しいので、ふんわりとした食感で、発酵バターの香りとも重なり合って相乗効果となりました。
フレデリック・カッセルのパート・ア・タルティネとも合わせてみました。ヘーゼルナッツとアーモンドをたっぷりと使って作ってあるそうです。こちらも相性は抜群で、至福のひと時を過ごすことができました。ご馳走様でした。
text © Mika Ogura 2019
【プロフィール】
小椋三嘉(おぐら・みか)
エッセイスト、食文化研究家。
十数年のパリ暮らしを経て帰国。2008年にはフランス観光開発機構・ パリ観光会議局の名誉ある「プレス功労賞」を受賞。フランスのチョコレート愛好会「クラブ・デ・クロクール・ド・ショコラ」の会員。著書は『高級ショコラのすべて』、『チョコレートのソムリエになる』、『ショコラが大好き!』、『アラン・デュカス進化するシェフの饗宴』、『パリを歩いて―ミカのパリ案内―』など多数。