es Koyama, UNDERGROUND CHOCOLATE AWARD 2020-2021
パティシエ エスコヤマのアソートボックス「アンダーグラウンド チョコレート アワード(UNDERGROUND CHOCOLATE AWARD) 2020-2021」は、オーナーシェフの小山進さんの好奇心や遊び心がたっぷり詰まっていて、毎年興味深いコレクションに仕上がっています。
今回はショコラなのに、口に含むとまるで飲み物を味わっているかのような感覚に浸れるところが面白く、暑い季節に味わうのも楽しいショコラです。なのでいつものように寒い季節ではなく、あえて今の季節にご紹介することにしました。
【画像】
８種類の限定チョコレートが詰められた「UNDERGROUND CHOCOLATE AWARD 2020-2021」
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 テイスティングしてみました。 ✤ ホップ＋グァバ ホップの独特の力強い苦味とグァバのトロピカルな甘味が織りなす不思議な味わい。 ✤ 黒烏龍＋カシス 口に入れた瞬間から甘酸っぱいカシスと黒烏龍のカクテルを飲んでいるような印象を受けた。ショコラでドリンクの味わいが表現できているところが面白い。 ✤ ジントニック 暑い日に味わいたくなるような爽快な味わい。ショコラなのにジントニックを飲んでいるような感覚を味わえるところが魅力。自信作というだけあって、とても完成度が高いショコラ。 ✤ エイプリルメイハニー 濃厚で野生的な風味のある蜂蜜の味わいが口に広がります。 ✤ 三年番茶 口に入れる前のイメージよりフルーティーさを感じます。 ✤ 阿波晩茶 ほのかな酸味を感じるところが魅力的で強く印象に残りました。 ✤ 夏ほうじ茶＋マンゴー 夏ほうじ茶だからなのか、ほうじ茶らしい風味と共に、ショコラを含んだ瞬間からかなりグリーンな味わいがあり、そこに濃厚なマンゴーの味わいがおおいかぶさるように現れる独創的な一粒。 ✤ 抹茶ミント＋苺 抹茶ラテにイチゴとミントを加えたドリンクのような味わいで強烈な甘さを感じます。８種類のショコラの中で最も甘い仕上がりです。 |
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「アンダーグラウンド チョコレート アワード 2020-2021」を味わったとき、このショコラたちは暑い季節に生まれた発想なのだろうと勝手に想像してしまいました。
憂鬱な気分をも吹き飛ばしてくれそうな、そんな爽やかな味わいが魅力的なショコラたちでした。
お試しあれ、と言いたいところなのですが、すでに売り切れてしまったとのこと。次回の「アンダーグラウンド チョコレート アワード」の発売予定は、今年12月頃だそうです。今から待ちどおしいですね！
text © Mika Ogura 2021
【プロフィール】
小椋三嘉（おぐら・みか）
エッセイスト、食文化研究家。
十数年のパリ暮らしを経て帰国。2008年にはフランス観光開発機構・ パリ観光会議局の名誉ある「プレス功労賞」を受賞。フランスのチョコレート愛好会「クラブ・デ・クロクール・ド・ショコラ」の会員。著書は『高級ショコラのすべて』、『チョコレートのソムリエになる』、『ショコラが大好き!』、『アラン・デュカス進化するシェフの饗宴』、『パリを歩いて―ミカのパリ案内―』など多数。
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  UNDERGROUND CHOCOLATE AWARD 2020-2021 アンダーグラウンド チョコレート アワード (画像上) 8個入り 3,240円（税込）←売切れ ※ 次回アンダーグラウンド チョコレート アワード 2021-2022 は、 今年12月頃に発売予定   |
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