GINZA WAKO
2023年のバレンタイン限定商品
スペシャリテ
2023年は銀座・和光にとって、ダブルのアニバーサリーイヤーとなる特別な年にあたるそうです。1932年に和光の二代目時計塔が完成してから90年。また1947年に設立された和光は75周年をそれぞれ迎えます。
そんな記念の年のために、日頃から大切な人への「愛」と「感謝」の想いを込めて作ったという新作チョコレートが届きました。テーマは「ボヌール(幸福)&エスポワール(希望)」、そしてテーマカラーは黄色。
全9種類の限定フレーバーは、今回のテーマとテーマカラーから着想した食材ー金木犀、金胡麻、金時豆、金柑などーを使っているそうです。
バレンタイン限定スペシャリテ15個入り(画像TOP)を一足早く味わってみました。
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銀座・和光がアニバーサリーイヤーを迎えると知って、銀座に暮らしていたころのことを想い出しました。そのころ、徒歩数分のところにあった和光のチョコレート専門店によく通っていたのです。銀座の中央通りに面した路面店でした。カウンター席が数席だけあって、そこでホットチョコレートを飲むのが愉しみでした。
和光の初代ショコラティエ(チョコレート専門職人)をよくアトリエに訪ねて、カカオやチョコレートのことをご指南いただいたものでした。
2021年からは小熊亮平さんがグランシェフ パティシエ兼シェフショコラティエとして才能を発揮していらっているので、これからも期待できそうです。
text © Mika Ogura 2022
【プロフィール】
小椋三嘉(おぐら・みか)
エッセイスト、食文化研究家。
十数年のパリ暮らしを経て帰国。2008年にはフランス観光開発機構・ パリ観光会議局の名誉ある「プレス功労賞」を受賞。フランスのチョコレート愛好会「クラブ・デ・クロクール・ド・ショコラ」の会員。著書は『高級ショコラのすべて』、『チョコレートのソムリエになる』、『ショコラが大好き!』、『アラン・デュカス進化するシェフの饗宴』、『パリを歩いて―ミカのパリ案内―』など多数。