meiji THE Cacao
カカオパルプ(カカオの果肉)を使用した新商品
「カカオの果汁」が期間限定イベントに登場!
以前、カカオパルプビールをご紹介したときにも書いたのですが、私は過去にカカオ農園をいくつか訪れたことがあります。
明治がカカオサポートしているベトナムの農園や、メキシコにある明治専用の「ホワイトカカオ」のみを生産する農園を取材させていただいたときには、カカオの木を植えたり、カカオ豆を発酵→乾燥→焙炒→練り潰す→成型という過程をたどり、チョコレートを完成させたり、また、カカオの木から実を収穫し、採れたての新鮮な実から種を取り出して、そのカカオの種のまわりをおおう “カカオパルプ” と呼ばれる果肉を圧搾して、カカオパルプジュースを取り出すという一連の作業を体験させていただいたりしました。
作業を終えてカカオパルプジュースを味わいました。やわらかな甘みと風味があって、爽やかな清涼感が口に残りました。そのときの味わいは今でも感激と共に鮮明に覚えています。
【画像上】
「明治 ザ・カカオ カカオの果汁」
「ということで、カカオパルプジュースを使ったチョコレートが発売になるとうかがい、昨年春にさっそく試作品を「Club des Croqueurs de Chocolat」※1 のメンバーと一緒にテイスティングさせていただきました。チョコレートだけではなく、 “フルーツ”としての新しいカカオを体験してほしいという願いから開発されたそうです。
ペルー産 ※2 カカオを使用したチョコレートとカカオの果汁パウダー入りの二層仕立ての板チョコレートで、とてもおいしいです!今年に入って。あらためてテイスティングをしてみたところ、やはりカカオ果汁感が楽しめました。
今回、銀座三越にて開催予定の期間限定イベント「カカオの歴史から新素材まで~チョコレートの未来のために~」(新館 9 階 テラスルーム)の会期中に販売になるとのこと。
カカオパルプのファンだけでなく、まだ味わったことのない方も、この機会に味わってみてはいかがでしょうか。
text © Mika Ogura 2025
※1 「Club des Croqueurs de Chocolat(クラブ・デ・クロクール・ドゥ・ショコラ)」は、チョコレート界で最も高い権威をもつフランスのチョコレート愛好会で、本稿の執筆者である、小椋三嘉もメンバーのひとりです
※2 カカオマス中に使用
【プロフィール】
小椋三嘉(おぐら・みか)
エッセイスト、食文化研究家。
十数年のパリ暮らしを経て帰国。2008年にはフランス観光開発機構・ パリ観光会議局の名誉ある「プレス功労賞」を受賞。フランスのチョコレート愛好会「クラブ・デ・クロクール・ド・ショコラ」の会員。著書は『高級ショコラのすべて』、『チョコレートのソムリエになる』、『ショコラが大好き!』、『アラン・デュカス進化するシェフの饗宴』、『パリを歩いて―ミカのパリ案内―』など多数。『高級ショコラのすべて』は、昨年12月にオーディオ化されてaudibleにて配信中。
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