数々の著作で知られるお菓子の歴史研究家 猫井 登さんから嬉しいお土産をいただきました。北欧バルト三国に旅行に出かけた時のものだそうです。
エストニアの首都タリンにあるカフェ、マイアスモック限定のカレフのチョコレート(右)と、ラトビアのライマのチョコレート(左)。パッケージデザインも異国情緒があって素敵な絵柄です。
どちらのチョコレートも素朴さがあって美味しかったです。
マイアスモック限定のカレフのチョコレートには、他の国のチョコレートにはない特徴があり、個人的にはとりわけ気になりました。アーモンド・ヘーゼルナッツ・ピスタチオをのせたマンディアンなのですが、板チョコレートのダーク感は高めで厚さは薄めの仕上がり。それでいて厚さが均等ではないこともあって、予想できない女性のような色気を放っています。
バルト三国とは言わずもがな、バルト海の東側に北から南へ、エストニア、ラトビア、リトアニアと並んでいて、三国とも首都の旧市街区域が世界遺産に指定されているのだとか。北欧はここ何十年もご無沙汰していますが、こんな素敵なチョコレートがあると知って訪ねてみたくなりました。
旅情あふれる貴重なチョコレートを本当にありがとうございました!
text © Mika Ogura 2019
【プロフィール】
小椋三嘉(おぐら・みか)
エッセイスト、食文化研究家。