BVLGARI Il Cioccolato, San Valentino 2023
ブルガリ イル・チョコラートのヴァレンタイン限定コレクション「サン・ヴァレンティーノ 2023」について、今回もオンラインにてご説明いただいたきました。
数年前から環境に配慮したサスティナブルなチョコレート “Chocolate Gems for Sustainability” を発表してきたブランドですが、今年はさらにサスティナブル社会を実現するための17の目標(SDGs)をふまえて新作フレーバーを構成したそうです。
また、恒例となった気品あふれる美しいスリーブは、今年はブルガリの数あるアイコニックなジュエリーモチーフのひとつ「ディーヴァ」からインスパイアされたもの。やさしい手ざわりの凹凸がかもし出す、ほのかな陰影と温かみを保ちつつ、多彩な色合いになりました。
2023の新作チョコレートを作るにあたって、大切にされたことをブルガリ イル・チョコラートのメートルショコラティエ※1 齋藤香南子さんうかがってみました。
「新しいテーマ(SDGs)にそって、食材探しの過程で生産者の方々が取り組む環境問題や、人に寄り添う気持ちなどを私なりに解釈し、レシピに落とし込みました。また、それらの食材の味わいを最大限に感じて頂けるよう、チョコレート・ジェムズ※2 も例年になくシンプルな仕上がりにしています。ひと粒ひと粒を通してその背景にあるストーリーまで感じて頂けたら幸いです」
それでは5種類の新作をご紹介していきましょう。
【画像】
バレンタイン限定コレクション『サン・ヴァレンティーノ 2023』4個入り
【註釈】
※1 ショコラティエ
ブルガリではチョコレート職人のことを性別にかかわらず役職名として「ショコラティエ」と呼んでいます
※2 チョコレート・ジェムズ
ブルガリでは粒チョコレートのことを宝石になぞらえて「ジェムズ」と呼んでいます
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ところで「ディーヴァ」のインスピレーションの源となったのは、ローマにある古代遺跡「カラカラ浴場」の扇形のモザイクだそうです。ブルガリの広報画像を拝見すると、修復の最中にあっても、当時はさぞかし優美なモザイクであったであろうことがうかがい知れます。また今回のボックスのスリーブは、「ディーヴァ」からのインスパイアに加え、サスティナブル社会を実現するための17の目標(SDGs)のテーマ色のすべてを包み込みたいという気持ちの表われでもあるのだとか。
今回も齋藤香南子さん、そしてブルガリ東京・大阪レストランの広報チームのみなさまからオンライによる新作のテイスティング説明会をしていただきました。
「素材本来の味わいを感じられるシンプルなチョコレート」というのは、技術的にも極めてハードルが高いことだろうと想像しますが、味わってみるとすみずみまで具現化されていることが感じられて、ひと粒ごとに心に響くものがありました。
興味をそそられた方は、早めにブルガリ イル・チョコラートに立ち寄ってみてはいかがでしょう。
text © Mika Ogura 2023
【プロフィール】
小椋三嘉(おぐら・みか)
エッセイスト、食文化研究家。
十数年のパリ暮らしを経て帰国。2008年にはフランス観光開発機構・ パリ観光会議局の名誉ある「プレス功労賞」を受賞。フランスのチョコレート愛好会「クラブ・デ・クロクール・ド・ショコラ」の会員。著書は『高級ショコラのすべて』、『チョコレートのソムリエになる』、『ショコラが大好き!』、『アラン・デュカス進化するシェフの饗宴』、『パリを歩いて―ミカのパリ案内―』など多数。
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