Félicitations pour le 30e anniversaire
de la maison Cassel !
創業３０周年を迎えた、フランスのブランド〈フレデリック・カッセル〉 の2025年の新作は、サントノーレがテーマです。
サントノーレはカッセルさんのスペシャリテのひとつ。昨年11月には創業３０周年を記念して、サントノーレをテーマにした豪華本を出版しました。オリジナル１５種類と仲間たちの１５種類を含む計３０種類のレシピ、さらに１０種類の基本テクニックが紹介されています。
そんなアニバーサリーイヤーの新作ショコラのアソート「コフレ・サントノーレ」は、フランスの伝統菓子サントノーレをショコラ仕立てにしたものです。
早速味わってみました。
【画像】
6種の新作ショコラのアソート「コフレ・サントノーレ」
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 Coffret Saint-honoré サントノーレとは、パイ生地、クリーム、カラメルを塗ったミニシューで構成されたフランス菓子で、特別な日のイベントに登場することが多いイメージがあります。 カッセルさんが、日本に想いを込めたユズ、また二人の息子の誕生の際に作ったフランボワーズやマロンなど、特別な想いを込めた「サントノーレ」がショコラ仕立てになっています。 画像 手前左から右へ ✤ Yuzu ユズ（コーティング ダーク） 日本に想いを込めたサントノーレ ✤ Marron マロン（コーティング ミルク） 次男ジュールのために作ったサントノーレ ✤ Framboise フランボワーズ（コーティング ブロンド） 長男ルイのために作ったサントノーレ 画像 奥左から右へ ✤ Vanille ヴァニーユ（コーティング ダーク） 2013年には６カ国のヴァニラを巡る旅が楽しめるコフレを、また2024年には３カ国のヴァニラをそれぞれミルクとダーク仕立てにして味わうコフレを発表しているほどのヴァニラ通のカッセルさん。誰もがヴァニラの香りと認識できるバニリンを多く含むマダガスカル産ヴァニラは、まさにTHE ヴァニラ！ ✤ Vanuatu ヴァヌアツ（コーティング ダーク） カカオの未来を感じるサントノーレ 南太平洋のバヌアツ共和国のマレクラ島北西部にあるカカオ農園で栽培される希少なカカオ豆から作られたチョコレートを使っているだけあって、カカオ感を一番満喫できます。 ✤ Jivara ジヴァラ（コーティング ミルク） メゾンの創業当時を懐かしむサントノーレ 芳醇なバニラの香りとカラメルの香ばしさが感じられるミルクチョコレートが魅力 |
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「コフレ・サントノーレ」は、食感や味わいの異なるガナッシュやプラリネを３層に重ねることで、サントノーレをショコラで表現していることと、創業からの歴史を振り返ることができるような内容になっていることが興味深かったです。
text © Mika Ogura 2025
【プロフィール】
小椋三嘉（おぐら・みか）
エッセイスト、食文化研究家。
十数年のパリ暮らしを経て、帰国後にフランス観光開発機構・ パリ観光会議局の名誉ある「プレス功労賞」を受賞。フランスのチョコレート愛好会「クラブ・デ・クロクール・ド・ショコラ」の会員。著書は『高級ショコラのすべて』、『チョコレートのソムリエになる』、『ショコラが大好き!』、『アラン・デュカス進化するシェフの饗宴』、『パリを歩いて―ミカのパリ案内―』など多数。『高級ショコラのすべて』は、昨年12月にオーディオ化されてaudibleにて配信中。
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  FRÉDÉRIC CASSEL 【コフレ・サントノーレ】（画像上） ６粒入り/ 箱 価格：3.672円（税込） 【お問合せ先】 ＊ フレデリック・カッセル関連記事  ＊  |
