Lotte ロッテ 「プレミアムガーナ」から新商品登場!
ロッテの赤いパッケージの板チョコレート「ガーナ」が誕生から60周年を迎えたことを記念して、昨年から多くの新商品が登場しています。本サイトでも秋の限定商品のご紹介記事を掲載させていただきました。
今回、ガーナブランド60周年のフィナーレとして、フランス人パティシエ、ピエール・エルメの代表的なフレーバーと「プレミアムガーナ」のスペシャルコラボレーションが3品発売になります。ちなみに「プレミアムガーナ」は、ガーナブランドの中でも“専門店のようなチョコレートを目指して作られている” そうです。
プレミアムガーナ トリュフ〈イスパハン〉、
プレミアムガーナ フルーツショコラ〈サティーヌ〉、
プレミアムガーナ 生チョコレート〈アンフィニマン ヴァニーユ〉
の3品。
ピエール・エルメの代表作〈イスパハン〉は、ローズ、フランボワーズ、ライチの3つの味わいから構成される創造力あふれる革新的なトリオフレーバー。
〈サティーヌ〉は、パリのキャバレー、ムーラン・ルージュの全盛期を築いたスターダンサー(映画『ムーラン・ルージュ』では主演のニコール・キッドマンが演じた)。彼女の恋と情熱を、チーズケーキを発想の原点として、オレンジとパッションフルーツという、こちらもトリオフレーバーで華やかに表現したもの。
〈アンフィニマン ヴァニーユ〉は、フランス語で直訳すると「エンドレスなヴァニーユ」、つまりバニラの可能性を追求しつくした「理想的なバニラ」風味なのだそう。
これらのピエール・エルメを代表する3つのフレーバーをガーナミルクと合わせて、トリュフ・フルーツショコラ・生チョコレートという、プレミアムガーナの3つのバーションに仕立てられています。
ピエール・エルメのフレーバーは、これまでも多種多様なコラボレーションが発表されてきましたが、自身のブランドでも展開している“チョコレート” でのコラボレーションということで、私自身も個人的に興味津々で味わってみました。
トリュフ〈イスパハン〉は、濃厚なガーナミルクを中核に、ライチ、そしてローズとフランボワーズの層が重ねられていて、調和のとれたフェミニンな味わい。フルーツショコラ〈サティーヌ〉は、ガーナミルクのシェル(外側の型)の中から、パッションフルーツとオレンジ(人気の高い不知火と清美を使用)とホワイトチョコレートのソースがとろ〜りと流れ出し、舌の上で軽快なダンスを繰り広げます。生チョコレート〈アンフィニマン ヴァニーユ〉は、ガーナミルクの薄いシェルとバニラの生チョコレートがかもし出す濃厚でなめらかな食感が心地良い。編集部内でも好みはそれぞれが異なりました。
パッケージを開けると開発者からのメッセージがあり、食べ終わると箱の底からやさしく語りかけるように新たな言葉が表れます。前回も同じ仕様になっていましたが、日本らしい心遣いを感じます。
高級パティスリーのフレーバーとのプレミアムなコラボがリーズナブルに味わえるというのは魅力。とても優雅な気分にひたれるショコラです。
2025年1月21日から発売予定。
あなたなら、どのフレーバーを選ぶことでしょう?
text © Mika Ogura 2025
【プロフィール】
小椋三嘉(おぐら・みか)
エッセイスト、食文化研究家。
十数年のパリ暮らしを経て、帰国後にフランス観光開発機構・ パリ観光会議局の名誉ある「プレス功労賞」を受賞。フランスのチョコレート愛好会「クラブ・デ・クロクール・ド・ショコラ」の会員。著書は『高級ショコラのすべて』、『チョコレートのソムリエになる』、『ショコラが大好き!』、『アラン・デュカス進化するシェフの饗宴』、『パリを歩いて―ミカのパリ案内―』など多数。『高級ショコラのすべて』は、昨年12月にオーディオ化されてaudibleにて配信中。
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